「答えはすべて自分の内側にある」という言葉の本当の意味。私たちはいつも勘違いし、間違った方を選択するという現実…

人生を自分のものに 形而上学

「答えはすべて自分の内側にある」という言葉を知ると、やたらとこの言葉を心の中で連呼するようになります。そう言われて、自分のことかと思う人は多いはずですが、かと言って本当に自分の内側の答えを見つけることができた人はどのくらいいるのでしょうか?

単刀直入に言うと、99%の人が自分の内側の答えなど見つけることができていません。

その理由は3つ

1つ目は、少しの時間だけ自分の内側に答えを見つけようとしても、そんな簡単に見つけることができないから。

2つ目は、もし自分の内側に答えも見つけても、すぐにいつもの生活に戻ってしまう環境だから。

3つ目は、そもそも見つけた答えが合っているとは限らないから。

現代社会に生きる私たちは非常に忙しく生きています。1日24時間は皆が平等に与えられた唯一のものですが、その24時間のうちどのくらいの時間自分に向き合っていますか?

もし、1時間も自分に向き合うことができれば素晴らしいと思いますが、せいぜい5〜10分だと思います。それで自分の内側の答えが見つかるなどそんな都合の良い話はないはずです。

また、世の中の多く人が会社努めで、人生の多くを会社で過ごすことになります。平日はクタクタに疲れて夜遅くに帰ってきて週末はゆっくり寝たい。そして、また嫌な月曜日が始まる。そんな状態で意識が内側に向くはずがありません。

さらにはだいたい答えを見つけたという人は「安易に見つけた」だけで、ニューエイジ思考な人がほとんどです。

私たちは常に選択を間違うように作られています。なぜそうなのかは分かりませんが、ポジティブに言うとそれは成長のプロセスだということです。つまり、答えを自分の内側に求める行為においては「選択の失敗」というプロセスも大事だということになります。

それなのに、その判断を人に委ねては成長のプロセスを経験することができず、ずっとその場で足踏みすることになります。

子供は多くの経験から物事を学び、失敗からはさらに大きなものを学びます。

ところは、大人になると「失敗するのが恥ずかしい」と思うようになり、その結果経験を得ることができなくなります。

失敗こそが自分の内側の答えを探る近道です。

そういうと、適当に失敗しそうな人が現れそうですが、挑戦の仕方などもセッション後のカウンセリングでお話していきましょう!