あなたの常識はどこから来てる?(己を知り、世界を知る)

形而上学

「あなたの行動が世界に影響を及ぼす。」

そんなこと言われても「なんの事?」と思うと思います。
私たち個人の行動など世界に影響を及ぼす訳がないと思う人がほとんどでしょうが、なぜそれが常識だと思うのでしょうか?

人は今までの経験を元に自分なりの「常識のものさし」を築き上げます。
しかし、ポイントはそれは自分の経験でしかないということ、例えば100年前に人が素潜りで100m以上も潜るなど誰が想像したでしょうか。当然、人々は魚でもないのにそんなことあり得ないと思ったはずです。

しかし、ジャック・マイヨールなどを始めフリーダイバーと言われる人たちは素潜りで100mの深さまで潜水することができました。
そして、いまでは「人は100mの深さまで潜ることが可能」というのが常識になったのです。

話を戻しますが「あなたの行動が世界に影響を及ぼすか?」
この答えは、フリーダイバーの話を聞くと、もしかして自分の行動が少しでも世界に影響を及ぼしているかも?と思えてくることと思います。

バタフライエフェクト

「蝶がはばたく程度の非常に小さな撹乱でも遠くの場所の気象に影響を与えるか?」という問い掛けはカオス理論での表現になりますが、ブラジルの1匹の蝶の羽ばたきはテキサスで竜巻を引き起こす事は無さそうですが、可能性的にはゼロでないとすると、その答えは「YES」となります。

私たちは微小なことだから影響を及ぼすことはないと、自分基準で判断していますが、実は私たちの善い行い悪い行いは何かしらに影響を与えています。

インドのヨーガでは、「カルマ(行為)」という考えがあり、悪い行いは自分に返ってくると考えられています。そして、それは現世に限らず来世である場合もあるそうです。
これは、「因果応報」という仏教用語とも似ています。

つまり、これらの教えからも分かるように最初の「あなたの行動が世界に影響を及ぼすか?」という問いの答えは「YES」なのです。

しかし、現代の情報化の影響のあり、私たちは何が正しくて、何が悪いかさえも判断できなくなっています。
試しに誰かにそれを聞いてみても、明確な答えは返ってこないはずで、答えが返ってきてもそれはあくまでもその人の主観だということです。

しかし、人類が地球上に誕生してから20万年。文明や文化が形作られてからも長い年月がたち、私たちは精神的にも進化してきたはずで、いまさら善悪の判断ができない訳がありません。

実は答えがあるのに気付いていないだけなんじゃないかと思います。

その答えに少しでも近づくたみに形而上学の教えがあります。
形而上学は、いわゆる帝王学で王侯貴族には脈々と受け継がれ、彼らは何世代にも渡ってロイヤルとして生きています。
彼らと私たちは何が違うのか、そのヒントは形而上学にあり、私たちもそれを学ぶことができるようにできるようになったのは凄いことです。

私も「道」を進み始めたばかり。
あーでもない、こーでもないと言いながら一緒に「道」を進む人が現れたら嬉しいですね。